RとPythonで医学統計

RとPython初心者医学生

医学生が「100円のコーラを1000円で売る方法」を読んでみた

コンビニなどで陳列している本です。

経営学の触りが学べると思います。

この本で医学生が学べることは2点です。

  1. 顧客中心主義の限界
  2. 新市場の開拓

「お客様が要望だけ聞いても商品は売れる訳ではない」という事実は、おそらく経営学マーケティングの勉強している人からすれば常識なんだと思います。

この本でも、営業あがりの「顧客中心主義」の主人公が描かれています。

私たちは「顧客のいいなりになる」のではなく、顧客が気づかない課題を考え、解決策を創造することが求められているのです。

カルロスゴーン氏もこのように言っています。

「5年後の車について消費者は答えを持たない」

顧客の言いなりにならず、顧客の課題を徹底的に考え、自社ならではの価値を提供するのは、企業に課せられた責任なのです。

p42本文 

 自分はまだ社会人ではないので詳しくは分かりませんが、会社内部でも出世する人というのは「与えらえた仕事をしっかりこなす」ことに加えて、「自分で問題点を見つけその改善策を講じることのできる」人材だと思います。

社会に出れば、学校のテストみたいに答えのある形式ではありません。

「何が問題で、どうすればより良くなるのか」を常に自分で考えて行動しなければなりません。

「医学部に入って人生勝ち組」みたいな妄想は止めたいですね。

 

次の「新市場の開拓」については「キシリトールガムがヒットした理由」として紹介されています。

キシリトールガムのマーケティング戦略が功を奏したのは、

「従来のガムのように味や香りで勝負するのをやめて」

「虫歯予防という新しい要素で新市場を開いた」からです。

「虫歯になる人は日本人全体の1割」に対して

予防歯科に基づくビジネスモデルなら虫歯になる前の9割の人も顧客に取り込める」

ということです。

最近、ホリエモンが予防医療普及委員会を作ったりしているのはこういったビジネス戦略に基づいているのかもしれませんね。

www.joystyle.net

日本の総人口が減少していくフェーズに入っているので、市場の縮小は避けられません。今後、医療業界が確実に利益をあげていくためには「予防医学」の分野にシフトしていく必要があります。

所得格差が増大し、地方と都市部の経済格差が拡大していく中で富裕層向けに予防医学を浸透させていくビジネス戦略は必然なのかもしれませんね。

 

資格スクエアでは「経営学検定」用の講座も開講しています。

将来、開業して病院経営を行う予定の人や、親の医院を継いで経営に携わる人にとっては良いと思います。