とある外科医の先生のブログを読んで心が震えた話

 

はじめに

 

 フォローしている先生のTweetがきっかけで知りました。

ブログを見てみると、肝胆膵外科の先生のブログのようです。

 

外科医の置かれている切実な状況を読ませていく記事

当該ブログから冒頭部分を引用します。

待ちに待った月1度の代務(バイト)先で、15年前前後の同門会(外科医局)誌を読んだ。
外科崩壊を危惧する声が多数叫ばれると同時に新入局員の血気盛んな意気込みが書かれていた。

前者はとうに現場を去り、後者は次々に現場を去っている。


自分が、我々が戦っていた敵がようやくわかった。
なぜ、忘れてしまっていたのだろう。
もはや誰も叫んでいない。
言ってはいけない言葉だから。
第二次世界大戦 戦時中のよう。


涙が溢れてくるくらい、切実な現実・限界がここにある。

外科技術を磨くために切磋琢磨した彼らの記録がある。
先人が培った技術は、ぱたんと途絶えて、継承されないだろう。
組み体操のピラミッドは徐々には瓦解しない。
粉々になるまで、一瞬で消え去る。

 

この先生は、「膵がんを治したい」という高い志を持って外科医の道を選んだことが分かります。

関西出身なのか、時々みかける関西弁がこの先生が持つ男気をより際立たせます。

肝膵 だけやなくても 現実 厳しい手術に取り組んでたら 何をどうやって腹腔鏡でやれるの?いう厳しい手術なんぼでもある。
真心でしか立ち向かえない手術がなんぼでもある。

真の外科医とはなんやろか。

渋沢栄一先生の言われるがごとく
本質を見失わないこと

常に自分に言い聞かせてる
それが正しいのかすらあやしい世の中や

本質を見失わないこと
俺の生き方は俺が評価すればいい

俺の医療は患者が評価すればいい

たとえ 誰に何を言われてもいいさ
好きになれる今があれば それでいい

 

実習で外科を回ったことのある医学生なら分かると思いますが、外科の先生方は男気があるというか、ついていきたくなるようなカッコイイ先生が多い印象があると思います。

手術後で絶対疲れているはずなのに、学生さんのために飲み会に連れて行ってくれたり、手技をちゃんと教えてくれたり、自分の場合は外科を回っている時は楽しかったですね。

先輩から学び後輩に伝える 家族・兄弟と思うこの医局制度が、外科医の技術の根幹をなし、どれだけの人々を助け、過疎地にも高度な医療をもたらし、世界最高の技術を誇ってきたか。

まさにこんな感じでした。

最近はQOLを重視する医学生が増えてきている印象がありますが、この先生のように高い志を持って頑張っている人が適切に評価され報われる社会であるべきですよね。

 

「好きで選んだんなら自己責任」

「自分で選んだんだから自己責任」

みたいな自己責任論に終始するのではなく、こういったプライドを持って働いている先生の心を折らない環境になることを願います。

この先生の他の記事をご覧になりたい方は下記リンクからどうぞ。

 

blogs.yahoo.co.jp

終わり。

 

ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医

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