【基礎編】①医学生や研修医が知っておきたい儲かる科を見つけるための情報収集術

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はじめに

公衆衛生で勉強すると基本的な知識は勉強すると思いますが、ここでは医療経営につながる知識をメインに書いていこうと思います。

 

病院経営者は政府の医療政策次第で生きるか死ぬかが決まる

日本は国民皆保険制度があるため、すべての国民は何かしらの保険に加入しています。

ですので、基本的に診療報酬はすべて保険料から賄われているのが原則となります。

この診療報酬によって、クリニックや病院が儲かるか儲からないかの命運が決まります。

診療報酬改定は2年ごとにおこなわれます

介護報酬改定は3年ごとにおこなわれます

診療報酬と介護報酬は6年に1度同時改定が行われることになります。

クリニックや病院経営者はこの報酬改定が行われるたびに適切な処置を取る必要があります。

収益が悪化する可能性が高いからです。

逆に言えば、報酬がどのように改定されていくのかある程度予想できれば収益アップが期待できるということです。

そのために必要なことは

日本の医療制度を熟知することに限ります

 

 

なぜ診療報酬・介護報酬改定をするのか?

 

 

これは医療政策的側面のためです。

クリニックや病院経営者に対して

「国の方針はコレコレなので従ってください」

と言っても無視されます。

そのため経済誘導(儲かるようにする)することによって、国が推し進めたいシステムへ移行するように仕向けているわけです。

つまり単純に考えれば

「国が推し進めたい流れに乗れば、儲けることができる」

ということになります。

 

政府の医療政策の流れに乗れば儲けられるが、落とし穴も

政府の推し進めたい医療政策の流れにのれば一時的には儲けることができます。

ただし、ある程度システムが移行した段階でハシゴを外される場合もあるので注意が必要です。

要件が厳しくなったり診療報酬が減らされたりします。

 

政府の意向を知るためにはどこで情報を手に入れたら良いのか?

厚生労働省のホームページで公開されています。

1度チェックしてみることをオススメします。

診療報酬改定の結果自体はあっさりしています。

http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000188780.pdf

f:id:Medicmed:20180304123735p:plain

こんな感じです。

これだけの通知だと不満が続出するので、なぜこのように改定したのか基本方針が別で発表されます。

www.mhlw.go.jp

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000187616.pdf

f:id:Medicmed:20180304124059p:plain

「2025年の団塊世代後期高齢者問題」や「2040年の団塊ジュニア問題」についてが書いてたりします。これから今後の医療がどうなっていくか判断できます。

f:id:Medicmed:20180304124306p:plain

具体的方向性については今話題の「地域包括ケアシステム」についてが述べられています。

あと、「医療計画」についても確認しておきましょう。

www.mhlw.go.jp

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000159901.pdf

 

診療報酬改定の基本方針を読めば今後儲かる科が予想できる?!

 

 

さらに読み進めていけば、今後儲かる科=診療報酬アップがどうなっていくのかが分かります。

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これをみれば、

  1. 緩和ケア
  2. 認知症ケア
  3. 精神医療

などの重要性が今後上がっていくことが読み取れます。

 

厚生労働省のホームページで逐一情報を集めることが基本的には大切です。

ぜひ参考にしてみてください。

終わり。